『煮えたぎる鍋をもっている話』
2022年に読んだ漫画の話。
共通するところは『煮えたぎる鍋をずっと持っている人がいる』ということだなぁと思った。
『ガチ恋~』は自分が動画を見るようになって、そこが舞台で
めちゃくちゃ理解できるようになっていたので
お、面白い…!となっております。
あと漫画が絵柄やテンポもあると思いますが…激重なのに
さらっとしているのがいいなぁと思います。重すぎないのが好き。
そして読めばわかりますが、全員が全員、煮えたぎるほどの思いを持っているし
それをどう処理するの??????というのが良いです。
『作りたい~』は、好きという…
自分の肯定したい部分があるのに、ズレがあってどうしようもないところを
とても優しく……読めばわかる……
でもその底には(作品にはあらわにならないけれども)
いろんな人が持っている、他人からの理解の無さに対する
煮えたぎる部分が猛烈にあるんだよんね…という事を思った次第です。
『ニセモノの~』は、ニコニコ漫画で読んだのですが(Kindleでも無料で読めるらしい)
ネームでぐいぐい引っ張っていくので読み切ったし
描ききっているのが本当にすごい。
そして女性の煮えたぎる部分を複数のキャラでそれぞれ描いているのが
やーーーーすごいなぁ、と思いました。
これらは、読む人を選ぶ漫画かもしれませんが
煮えたぎる鍋がこの作品達の中にはあって
それを自分にブチまけていくのか、他人にかけるのか(それは本当によろしくないのだが)
もしくは死ぬまで煮込んでいるのか、
そうゆう鍋の行方があるなぁと思った3作品だったので
まとめて記録として記します。
※「煮えたぎる鍋」っていきなり言ってるけど何なの?と問われると
理解されない伝わらないことから生まれるじゅくじゅくした気持ち、なのかな…
しかもそれは腐らないで熱を入れられ続けているから始末に終えないもの…
といった感じでありましょうか。やがてそれは牙を向きかねないシロモノ…
ふとした時に感じる、クソでかストレスのようなものでしょうか…
上手に言語化できないので「煮えたぎる鍋」と呼びます。勿論、私にもある。
他に読んだ漫画は王様ランキングくらいだったので
漫画読む数が少ないのを、2023はどうにかしたいと思います。